ノーパンクタイヤ

やっかいなのはパンク。
3年間で4回もパンクしてしまいました。
空気圧もきちんとチェックしているのですが。
チューブと工具と空気入れを携帯すればいいのですが、実際にチューブ交換ということになると面倒くさい。
通勤途中でパンクして立ち止まってチューブを交換するなんてありえません。
ましてや通勤途中にパンク修理なんて。
ある日、ノーパンクタイヤについて調べていると「リペアムゲル加工」というものを見つけました。
なんでも、高温では溶解するけれども常温では固まるゲルをタイヤチューブの中に充填するそうです。
チューブの中には空気はなくなりますから絶対にパンクしない。
以前は、ウレタンのノーパンクタイヤというものもありましたが、これは重いし、ウレタンの劣化による変形で乗り心地もパンクしたタイヤに乗っているようになってしまうと評判が悪い。
今回のリペアムゲルは劣化せず、高い空気圧のタイヤのように接地面積も少ないとのこと。
重量が重くなるのが欠点ですが、タイヤを細くすれば脚力で十分カバーできると判断しました。
もともとは700×32cのタイヤでしたが、パンクリスクがなくなるので23cのタイヤに変更。
ゲルの量も減らすことができるので軽量化につながります。
タイヤが細くなると接地面積も少なくなります。
23cのタイヤにリペアムゲルの組み合わせがベストだと判断しました。

費用は前輪+後輪のタイヤ+チューブ+リペアムゲル加工代で、22,000円。
「パンクしないという安心感」と「空気入れの手間からの開放」を考慮すると私にとっては高い金額ではありませんでした。

さて、実際にリペアムゲル加工した自転車に乗ってみました。
32cのタイヤを23cに変えたので重量増は相殺されたのでしょう。
重さは感じません。
タイヤを細くするメリットを実感。
快適です。
乗り心地は、若干ですが、地面から振動を感じます。
でも空気チューブの時も振動はありました。
空気チューブと違うのは「固さ」を感じるということ。
サドルについては、私はソフトタイプを使っているので問題ありませんが、ハードタイプだとお尻が痛くなるかもしれません。
「絶対にパンクしない」という安心感と空気入れ不要の手軽さを考慮すると、リペアムゲル加工は「あり」だと思います。

あれから3か月。
一番変わったのは心の余裕です。
パンクしないという心の余裕。
空気入れから解放されたといった心の余裕。
自転車に乗るのが以前よりも楽しくなりました。
楽しくなると同時にスピードを出さなくなりました。
今はすごくのんびりと通勤しています。

<ノーパンクタイヤ・トラブル>
ノーパンクタイヤ、3ヶ月間は快適でした。
しかし、トラブルが・・・
後輪のタイヤが剥がれてきて「リペアムゲル」が漏れ出てきました。

ノーパンクタイヤ①
ノーパンクタイヤ②

リペアムゲルを充填してもらった自転車屋に持って行きました。
しばらく自転車に乗れません。
家族からは「ノーパンクタイヤなんかにするからだ」とバカにされるし。
費用は無料でいいと言ってくれているのが唯一の救いです。

リペアムゲルが漏れてしまったのは、23インチのタイヤにしたことが原因でした。
23インチのタイヤは薄すぎるようです。
自転車屋から28インチにするように勧められましたが、断固拒否。
25インチで落ち着きました。
さて、25インチのリペアムゲル。
乗った感想は「重い」。
この「重さ」は「一か月ぶりに乗ったから」なのか、「25インチだから」なのか分かりません。

<リペアムゲル前輪が裂けた>
前輪のタイヤが裂けてきました。
前輪は23Cのままだったのです。
すぐに自転車屋に持っていき25Cに変えてもらいました。
費用は「タイヤ代+チューブ代+リペアムゲル注入代」で5,800円。
リペアムゲルについては、再利用するとのことで注入代のみということでした。
思っていたよりも安く済んでよかった。

<ノーパンクタイヤ交換>
さて、後輪がヘタってきました。
4年前に後輪を交換した時には、23Cから25Cにしました。
今回は、強度を持たせるために25Cから28Cに交換しました。

<スポークが折れてノーパンクタイヤ終了>
自転車通勤途中で「カラカラカラ」と異音が聞こえました。
気にせずに乗っていると「カラカラカラ」の音が変わって後輪に違和感が・・・
自転車を降りてみるとスポークが折れて後輪に絡まってしまっていました。
後輪に絡まったスポークを切って自転車屋に修理に行きました。
そこで、スポークを取り換えるにはタイヤチューブを変える必要があると言われてしまいました。
ずっとノーパンクタイヤだったのに・・・
でもしょうがありません。
後輪は空気チューブとなってしまいました。

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