iPadで定期試験

前期末試験英語をiPadで実施しました。
需要があるかどうかは分かりませんが、共有します。

【教員の準備】
1. 生徒iPadに「制限QRコード」アプリをインストール。
2. MDM(本校はJamfPro)で構成プロファイルを作成する。

3. Google Forms作成(→QRコード)
*MDMの設定
<コンテンツフィルター>
・Google FormsのURLのみWhite Listに入れる。
<制限-機能>
・予測表示キーボード→制限
・自動修正→制限
・スペルチェック→制限
<シングルAppモード>
・制限QRコードを「Appにロック」

【試験前】
1. 生徒iPadの壁紙をデフォルトに戻させる。
2. iPadケースに不正行為につながる情報がないか確認する。
3. 生徒iPadに上記の構成プロファイルをかける。

【試験】
・問題用紙は紙媒体(QRコードを印刷)
・紙媒体の解答用紙も配布
*iPadのバッテリーがなくなるなどのトラブル回避

ここからは注意点です。
【入力不可になるケース】
Google Formsで解答中に画面左下の「フィードバック」ボタンをタップすると入力が不可になる。
Google Forms送信完了画面下の「Googleフォーム」ボタンをタップすると入力が不可になる。
この場合、Google FormsのQRコードを再度読み込まなければ解答は再開できない。

【Google Formsの設定】
Google Formsの回答の設定で「成績の発表」を「送信直後」とし、「回答者の設定」の「不正解だった質問、正解、点数」をすべてオフにする。
*「成績の発表」を「確認後に手動で表示する」だと、「メールアドレスを収集する」がオンになる。
*「回答者の設定」の項目がオンだと、「スコアを表示」から不正行為が可能となる。

【キーボード】
キーボード予測表示機能はオフにはできない。
*QWERTYキーボードの場合は、「英語のみ」予測表示機能はオフにできます。
*フローティングキーボードの場合は、英語も予測表示機能はオフにはできません。しかし、最初の5文字を入力しないと予測表示は機能しません。

【壁紙】
生徒iPadの電源をオフにしてからオンにすると「ロック画面」になる。
ロック画面は「壁紙」であるので、生徒は「iPad電源オフ→オン」で(自分で設定した)壁紙を見ることができる。
*MDM(JamfPro)で壁紙を指定することは可能です。

【テキストフィールドから不正行為が可能】
Google Formsに文字入力箇所があると、「自動入力」のポップアップから「連絡先」や「パスワード」へのアクセスが可能となる。

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iPadで定期試験
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