企画を立て、試行錯誤を重ねながら作品を制作し、それを実際に世に送り出すという体験。
最近またiOSアプリをいくつかリリースしました。
お気に入りは「PiQMap」というアプリ。
ユーザが指定座標に来るとiOS端末に聖書の言葉が降りてくるというアプリです。
iOS端末に表示される聖書の言葉はiOS端末に保存できます。
以下は、App Storeに載せたアプリの概要です。
散歩しながら聖書の言葉を探そう。
茨城キリスト教学園は茨城県唯一のキリスト教主義に基づいた総合学園です。広く自然豊かなキャンパスには様々な年齢層の人が多く訪れます。このアプリは訪れる人が学園に親しむと同時に聖書にも親しんでもらおうという意図で作りました。
このアプリはユーザの位置情報を取得し、ユーザが特定の座標に来るとiOS端末上に「聖書の言葉」が表示されます。ユーザは自分のiOS端末上に表示された聖書の言葉を「ダブルタップ」で保存することができます。ユーザは宝探し気分で聖書の言葉を探しながら、学園内を散策することができます。
アプリ画面中央のスイッチにより画像を非表示にできますが、新しい指定座標に来るとこのスイッチは自動でオンになり、その指定座標に紐づけられた聖書の言葉が表示されます。
【工夫】
指定座標に来ると「聖書の言葉」が表示され、これをタップすると「聖書の言葉」を保存できますが、工夫したのは「聖書の言葉」を「アプリ内」ではなく「Webサイト」に組み込んだことです。
アプリ内に組み込むと「聖書の言葉」を変えたいときに、アプリの更新が必要です。
私にとってアプリの申請(更新含む)はストレスです。
何度もリジェクトされたことが原因です。
Webサイト内に組み込んでおけば、Webサイトは「アプリの外」にあるのですから、アプリを更新しなくてもWebサイトの更新だけで済みます。
*問題点はネット接続が必須だということです。(アプリ内画像であればネット接続は不要です)
もう一つの工夫は、「聖書の言葉」の保存を「長押し」ではなく「ダブルタップ」にしたことです。
長押しだと「保存」ではなく「範囲指定→コンテキストメニュー」となってしまい、ユーザ体験が損なわれてしまうことが分かったからでした。
さらなる工夫は、聖書の言葉だけではなくパンダ画像も保存できるようにしたことです。
パンダである理由は「日立市がパンダを誘致しようとしている」から。
パンダ画像も保存できるようにすることで、アプリの見た目が楽しいものになりました。
さて、このアプリも1回目の申請ではリジェクトされました。
1つ目の理由は「Guidline2.1-Information Neded」。
実機でのデモ・ビデオを送るようにというものでした。
2つ目の理由は「Guideline5.1.1-Legal-Privacy-Data Collection and Strage」。
ユーザの位置情報を取得することについて、「位置情報を取得する理由と取得した位置情報の使い道を提供するように」というものでした。
これについては記載したつもりだったのですが、私の説明では不十分だったようです。
2つともすぐに対応し、申請が認められました。
Apple Services Performance Partnerとして1曲紹介。