2010年、iPadが発売されました。
iPhoneが発売されたときには何とも思わなかったのですが、iPadは「ほしい」と思いました。
iPadの特集記事のある雑誌を買って毎日のように眺めていました。
iPadを批判する記事のある雑誌を買ってあきらめようともしました。
批判内容は次のようなものでした。
「キーボードがないのは仕事では不便だ」
「USBポートがないので拡張性がない」
「重い」
でも、「ほしい」。
まず、見た目がいい。
ウォール・ストリート・ジャーナルの「モーセの十戒が刻まれた石板」の喩にしびれました。
Last time there was this much excitement about a tablet, it had some commandments written on it.
ロマンを感じました。
2012年8月、とうとう、iPad2(ソフトバンク3G)をヤフオクで落してしまいました。
32.000円。
すぐに失敗したことに気づきました。
わたしはMVNOで使おうと思って3G版を買ったのですが、ソフトバンクなのでそのままでは使えません。
「下駄を履かせればいいや」と単純に思っていました。
でも、なんとiPad2は下駄を履かせてもsimロックは解除できない。
失敗でした。
せっかくのタブレットなのに、自由に持ち歩くことができません。
自宅ではiPad2、外ではGalaxy Tabというふうに使い分けることにしました。
さて、1年後、何気なくネットサーフィンをしていたら、アマゾンでsimフリーのiPad2(中古)を見つけました。
すぐにソフトバンク版のiPad2を売りに行きました。
PCデポで22.000円で売却。
さすがアップル製品、値崩れしませんね。
そしてsimフリーiPad2(中古)を購入。
なぜiPad2にこだわったかというと、まずはジョブズが手掛けているということ。
商品の背後にあるストーリーは重要なファクターです。
さらに、iPad3以降は、fomaプラスエリアに対応していないので却下。
モバイル製品は「どこでもつながる」が重要です。
無事、MVNOのsimを指して、今でも現役で使っています。
問題点は3つ。
①16gbを購入してしまった。
クラウドで対応していますが、やはり16gbでは制限が出てきます。
②ios8にすると遅くなりそうで、OSアップデートができない。
あの「設定」の赤い①は消すことができないものか・・・
③パソコンのファイルをフォルダに突っ込むといった作業ができない。
アンドロイド・タブレットのメリットはこの自由なフォルダ管理にあると思っています。
私の印象では、仕事ではやっぱりパソコンにかなうものなし。
ブログもウェブサイトもパソコンで書いています。
タブレットでは何ら創造的な作業はできません。
ジョブズが自分の子供にiPadを持たせなかったのも納得です。
でも、所有欲が満たされる。
石版のような形。
透明感のある白色。
ガラスとアルミの手触りと質感。
背後にあるストーリー。
やっと「モーセの石板」を手に入れました。